ガジェット
Pixel Buds A Series
以前日記でも書いたのだが、外出中でなくても洗い物や掃除をしている時に集中力が散漫になってしまうのを防げたり、ちょっと楽しい気持ちになれたりするのでいい買い物だった。
Spotifyを使う機会が以前より増えて好きな曲に出会える機会が増えたのも嬉しいことだ。
30W USB-C充電器
普段の生活でそんなに使うことは無いが、旅行などの際にUSB Type-Cが刺さる端子が無くて困るということがあり、泣く泣くノートPCの接続端子に繋げて充電をしながら寝るという事が何度かあった。
無いと積む訳ではないが、こういうものが一個でもあると安心できる。
自分はストアのポイントが余ってたのでGoogle純正のものを予備として買ったが、純正じゃなくてもAnkerのポートが複数個ついてるやつとかでもいいかも。
BoYata ノートパソコンスタンド
これは今年買ったものではないのだが、かなりお気に入りのアイテム。
自分はメインPCで作業をする際、マウスとキーボードとワコムの板タブを使って作業するのだが、マウスは良くても板タブとキーボードの配置をどうするかで迷っていたことがあった。
板タブの奥にキーボードを置くとショートカットを押したりタイピングする時に手を伸ばさないといけないのが若干ダルいし、かといって逆にすれば板タブが使いづらくなるのも良くないので、このスタンドを買うことにした。
本来想定された使い方ではないが、筆圧をかけてもヒンジが動くことはないし、このスタンドの下にキーボードをすっぽりと収納できるので手を伸ばさないといけなくてダルいという事も消えた。
また、本当にちょっとした小技だが、なにかしらに繋ぐケーブル類をスタンドの下に通すことで若干ではあるがテーブル上の配線がほーんの少しだけスッキリすることも嬉しかった。
出先でPCを開いてファンが回りだしたときに若干焦るので、外出用にもう一個持っていてもいいのかもしれない。
ゲーム
FINAL FANTASY XVI
以前日記にも書いたのだが、ひたすら楽しかった。
お話がめちゃくちゃ面白くて、ゲームの難易度を自分の匙加減で変えられるのがすごく良かったし、アビリティを組み合わせて立ち回りを考えるのが楽しすぎてとにかく面白かった。
FFは前作のXVもすごく好きだけど、FFを好きでいられるのは改めて嬉しい事だなと思った。
このゲームのお陰で今年の夏の思い出を素敵な形に出来たのがとてもいい経験だった。
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
まだクリアできてないし、ACシリーズをプレイしたのはこれが最初だけど、やりごたえの塊すぎてマジでおもしろい。
機体のアセンブルを検討しまくったり、手応えのあるボス戦で相手のHPを半分削った時に来る攻撃パターンの変化を初見で見た時にどうするんだよこれ…と思いながら死んで、あーでもないこーでもないとウンウンしている内に少しずつ光明が見えてくるような感覚を覚えるけど、その光明もフェイクの時もあるしやってる時は本当に苦しいけど、こういう事をしてる時が一番面白い。
まだまだプレイ出来るので絶対に攻略サイトを見ないでクリアまでいってみせる。
文庫・漫画
同志少女よ敵を撃て
きっかけはテレ東ワールドポリティクスの豊島晋作さんのコーナーで良書だと紹介されていて読んでみたらとても面白かったし何より読みやすかった。
帝政ロシア時代からソビエト連邦に変わり第二次大戦時代のロシアからソ連に移り変わるまでの価値観を知る事が出来るのだけど、本編でソ連に属していた国々のキャラクター達が普段から何を考えて社会的に何を望んでいるのかを知るきっかけになったのは、とても貴重な体験だった。
そして何よりそれらの話がすごく読みやすい形にまとめ上げられている事が素晴らしいと思った。
主人公のセラフィマの周囲には歳の近い女性スナイパー達が居るのだが、戦闘時の描写を除けば彼女たちも一人の少女である事に変わりはなく、その少女の部分もしっかりと描いてくれるので、早い段階でキャラクターの事を好きになれた。シャルロッタかわいいね。
少女達によるほがらかな描写もあり、でも中にはドイツ人男性に恋をしてしまったソ連の女性の話が出てきた時に平時では何も気にしないような事が葛藤へと変化してしまう事への憂いもあり、骨太とほがらかのバランスがとても良くて何度も言ってしまうのだが本当に読みやすかった。
鉄鼠の檻 (1〜5巻)
京極夏彦先生による百鬼夜行シリーズを漫画家志水アキ先生によりコミカライズされた作品。
京極夏彦先生の作品はずっと通りたくてなかなか手を出せないでいた(自分は本を読むのが遅くて、めちゃくちゃ分厚い本に圧倒されてしまっていた)のだが、コミカライズ版があるということで姑獲鳥の夏から順に読んでみようと思い至った。
鉄鼠を挙げたのはこれまで読んできた作品の中で鉄鼠が一番好きで、魍魎の匣、姑獲鳥の夏の順に好きだったのだが、いずれもとにかく全部めちゃくちゃ面白い。
百鬼夜行シリーズはサスペンスでありながら、話の中に妖怪が色濃く関わってくる話なのだが、妖怪が目に見えるものとして描かれるのではなく、ある種の精神状態に陥ってしまった人に妖怪という憑き物がついてしまったという話で、スピリチュアルな要素はあまりなくむしろ現代で起きた出来事と昔の伝承や文化という尺度を使って物事を見るという塩梅がとても気持ちよくてとにかくすごい。
鉄鼠は禅寺が話の中心になってくるのだが、瞑想と悟りに対する解釈が特に面白くて何度も読み返してしまった。そして何より榎木津 礼二郎の存在が光すぎてヤバい。新たな性癖が目覚めそうだ。
志水アキ先生によるめちゃくちゃに美味すぎる画面で百鬼夜行シリーズをスルスルと読み進められるのはとてもいい経験だったし、これを機に原作もちゃんと読んでみたいと思った。
ザ・クレーター 1巻
手塚治虫先生による短編集は尖った話が多くてとても好きなのだが、中でもこの短編集の鈴が鳴ったという作品は自分にとても刺さった。
溫泉宿に訪れた旅行客は皆それぞれ過去に罪を抱えており、溫泉に入浴した時に限り鈴の音が聞こえてきてその音が彼等の罪の記憶を想起させるという内容。
オチの最後の1ページから想起される人間の心の複雑さを描くのがとにかく上手くて、罪の意識という人間が獲得している意思のひとつを色濃く実感できる。
手塚先生といえば日本国内ならその存在を知らない人を探すほうが難しい程の巨匠なのでこういう事を言うのは…という部分もあるが、アイディアが豊富すぎてすごい。
生前のインタビューで、アイディアだけはバーゲンセールをしたいくらいあると仰っていた手塚先生のものを見る解像度の高さを改めて実感できる。
劇光仮面 (3巻・4巻)
先日日記にも書いたのだが本当におもしろい。
1〜2巻では特撮への愛がしっかり語られる内容なのだが、3巻から徐々に不可解な事が起きて遂に主人公が本物の怪人と邂逅して変身をするシーンは拳を握りしめるほどかっこいい。
ネタバレになるので多くは触れられないのだが、巻末の話でえ!?続きはどうなるの!?という話で終わるので、続きがひたすら気になるし早く読みたい〜と毎回なってしまう。
波よ聞いてくれ (10巻)
沢村広明先生による北海道のスープカレー屋の店員が失恋をきっかけにラジオDJになる話。毎巻本当に面白いんだけど、最新巻もめちゃくちゃ面白かった。
生活の中に意外な形で溶け込んでいるラジオの存在や業界のいい意味でのおおらかさ、同時にラジオ業界に漂う哀愁をしっかりと描いてくれながら随所に独特なギャグが入っており、そのギャグの加減が独特かつ絶妙で本当に面白い。
主人公のミナレが勤めるヴォイジャーの厨房に知らない間に三国志でおなじみ綺麗なヒゲの方を思わせるような人が居て、中国語でエールを送られるくだりはあまりにも突然で笑いとツッコミが止まらなかった。
オタクグッズ
推しのぬいぐるみ
レッドピラミッドシング ぬいぐるみwww.fangamer.jp
女性向けジャンルの方には既に浸透している文化だが、どこかへ出かけた際に推しのぬいぐるみを置いて写真を撮るという事はけっこう楽しい。
旅先で食べたものとか行った所とか意外と写真を撮らない事に気づいたので、思い出を残しておく為のものとしてとてもいいアイテムだと思った。
みんなそれぞれの推しとお出かけしてくれ。
生活用品
ポケットカイロケース
カイロをケースの中に入れてポケットなどに入れて使うもの。本来は冬場に活躍するものだが、夏場でも結構活躍してくれる。
真夏の熱帯夜にクーラーをつけてても暑くて寝付けないと思う時が何日かあって、そういう時に冷凍庫にある保冷剤を数個詰めて首や脇など太い血管が通っている所に置いておくと明確に快適度が違う。
保冷剤が溶ける過程で結露してしまうので、寝ている間に水分を吸収してくれたり、使用していない時にしっかりと乾燥してくれる布製のものだとカビの心配もなくて良い。
無印良品 シリコーン調理用スプーン
おたまとゴムべらの役割を同時に果たしてくれるめちゃくちゃ便利なヤツ。耐熱性もあるので、鍋のフチに多少置いとくくらいの雑な使い方をしてもOKなやつ。
カレーを食べきる時、おたまでは絶妙に取れない所をこれ一個で全部取ってくれる。
洗い物が減るのでめちゃくちゃありがたい。
無印良品 紙製水切り袋
耐水性の紙袋。袋の底面に小さい穴が空いているので調理中に出る生ごみを捨てる時、多少の水分が含まれていても気にせず突っ込める。
袋にはしっかりと底面があるので自立させる事ができる。
どこかに固定器具を置いておく必要もないので台所のシンクの三角コーナーが消滅したのがかなりデカい。
伊藤園 ルイボスティーパック ノンカフェイン
一風堂でラーメンを食べる時、おいしいなと思ってついついゴクゴク飲んでしまうお茶が家庭でも楽しめる。
もちろん一風堂が使っているものと同じという事は無いと思うので、ルイボスティー評論家の方にとっては違いは分かると思うのだが、味は大体一緒。
水出し可能なのでティーポットにお茶パックを入れて水を入れて冷蔵庫で小一時間放置しておくだけで簡単にできる。
もっと楽をしようと思えばペットボトルのやつをまとめ買いすれば良いのだろうと思うのだが、ティーポットの容量を1リットルとした場合、1リットルにつきおよそ30円でおいしいルイボスティーが飲めるコスパの良さがかなり大きい。
洗い物が苦でなければ、なんかお茶飲みたいなっていう気持ちをご機嫌にしてくれるアイテム。
体験できて良かったこと
新作歌舞伎 FINAL FANTASY X
春先に友達と一緒に見に行ってほぼ丸一日歌舞伎漬けの日を過ごしたのだけど、舞台装置の演出や役者さん達の演技があまりにもすごくて腰や尻の痛みなどどうでもいいと思えるくらい楽しかった。
FFXは子供の頃プレイしたことがあって、オープニングのザナルカンドにてに一気に引き込まれて、そこからもうエンディングまで一気に突っ走るほど面白かったし好きだった。
FFXをプレイしたことがある方ならお分かりだと思うのだが、物語の随所でティーダの独白が聞けるようになっていて、ティーダと一緒に等身大のスピラを感じる形になっていたのがとても好きで、歌舞伎にもその要素がしっかりと盛り込まれていてとても良かった。
中でもワッカが率いるビサイド・オーラカがブリッツボールの試合に出る最中、アーロンの口から切り出されるシンの正体について明かされた時のティーダの動揺と年相応の自分の弱い所をぶつける相手に初めて会えたことによって取り乱してしまうシーンは少し泣いてしまった。
17歳の男の子に与えていい情報じゃない、本当に。
主演で企画と演出も担当されていた尾上菊之助さんのティーダへの愛がものすごくて、自分もティーダの事は好きだったので刺さる所が多くて何度か涙をこらえそうになるシーンがあった。
というか終盤のジェクトとのバトルで泣いたし、FFXを通して感じる親子の話というテーマ、父親を何度も嫌いになってでも忘れられないし背中を追い続けたいし、大嫌いだけど同時に愛してもいるという愛情の描き方がものすごく好きだったので、それが刺さったのかもしれない。
また、自分は歌舞伎を全く知らない初心者だったのだが、オオアカ屋役を担当されていた中村萬太郎さんが陽気なテンションで歌舞伎の型や楽しみ方について楽しく解説してくれるので、歌舞伎パートに入る所作の意味も楽しく覚えることが出来るなど、歌舞伎初心者の方への配慮がすごく行き届いているし、舞台装置も役者さんも楽器を演奏される方々も全てが全力のエンタメになっていて、見終わった後しばらく圧倒されていた。
これは自分で買ったというより、友達がチケ取りをしてくれたおかげですごくいい経験が出来たので、誘ってくれてチケ取りまでしてくれた友達にめちゃくちゃ感謝している。本当にありがとうございます。
そして、舞台に立たれていた演者さんやスタッフさんの作品への熱い愛を浴びることが出来て本当によかった。
貴重な体験をさせていただけて感謝しかない。